猫がひと晩行方不明になった話

最近では、犬より猫の飼われている数の方が多くなっているという猫ブームですが交通事故や病気の感染なんかで、完全室内外を勧める話もよく聞きます。
でも、島の猫など見たりすると、お外で思い切り猫生を満喫している子もまだまだ多いと思います。


そんな我が家も田舎暮らしということもあり、猫はねぐらは家の中にしているものの、外には自由に出ていき、しっかり自分のテリトリーを守る子になっています。


というのも、うちの子は元野良猫で、どういうわけかわが家に入り込んできた子だったからです。
わが家は夫婦で猫好きだったため、野良猫は歓待の対象なんですね。
そうしてまた、猫は自由奔放な生き物と思っているので、猫がわが家の飼い猫になった後も外出することはごくごく普通のことでした。

でも、こういうお外好きの猫は、まれに行方不明になることがあるんですよね。
オス猫には、お嫁さんを求めて短期の家出をすることはありますが、うちの子はメス猫です。
いくら外出することに平気な私たちも、猫がひと晩家を空けると、それは心配になりました。


そんな顛末をひとつご紹介したいと思います。
猫がわが家の子になってから初めて、夜になっても帰ってこない日のこと。
その頃わが家には保育園の子どもがおり、歩いて登園していました。
なので、子どもの手を引き、登園の道を猫の名前を呼びながら歩きました。
つらい気持ちで子供を保育園に預けた後、また帰り道でも猫の名前を呼び続けました。


すると、どこからか「にゃあー」」とか細い声が聞こえたのです。
もうドキドキしながら、猫の名を呼びながら、声のする方を探していきました。


その声はどうやら、町内の回覧板を回すお宅の倉庫から聞こえてきていることがわかりました。
田舎なので、その倉庫へは近くまで他人の私でも行ける場所だったのです。
その倉庫を目を凝らして見ると・・やった、猫を発見!
なんと倉庫の屋根の上から猫は顔をのぞかせているではありませんか。
その倉庫は古い木造で2階建てです。
きっと登ったのはいいが降りられなくなったのでしょう。
そこで、倉庫の持ち主であるそのお宅に声をかけて、理由を話して梯子を借りました。


脚立でなくこんな長い梯子を上ったことなど私にはありません。
しかし猫を救出するためには、飼い主は強し、なのですね。
その初めての梯子を屋根にかけてじりじりと登ったのです。
猫はおどおどして逃げてしまいそうでした。
なのでなるべく平静を保って猫に話しかけながら近づき、ぎゅっと猫の体を掴むことができました。


それからまた、猫を抱いて梯子をそろそろと降りたわけです。
こうして猫の行方不明騒動は終了しました。
そのあと、帰ってきた子どもと主人に救出劇を誇らしげに放したのはいうまでもありません。


でも、猫は懲りずに今日も外出したがり、私も行方不明になったことを忘れたように見送るのです。
完全室内外推奨者には憤慨な話でしょうね。

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